家や実家の外構工事を計画する際には、庭やエントランス、駐車場などをどのように美しく機能的に仕上げるかが重要なポイントです。選択できる舗装材にはコンクリートやタイル、アスファルトなどがあり、それぞれ特徴があります。なかでもタイルは多くのメリットがあります。
そのため外構の舗装材を選定する際は、コストや施工期間、機能性などをバランス良く考慮することが大切です。
この記事では、玄関アプローチや駐車場などにタイル外構工事をする場合のメリットや注意点を解説します。またコンクリート舗装を外構工事する場合のメリットも比較しながら紹介しますので、その魅力をより理解できるでしょう。新築を建てる予定の方や、庭のリフォームを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも外構で選べる舗装材には何がある?
駐車場や自転車置場、玄関アプローチ、庭の通路に使用する素材は、家の外観の全体的な雰囲気を大きく左右します。
家の外部の地面を覆うために用いられる材料を舗装材と呼びます。新しい家を建てる際や、既存の家を改装する際に、最初に地面の舗装を考えることは少ないでしょう。
舗装材には、砂利やコンクリート、レンガなどが一般的な選択肢として挙げられるかもしれません。実際のところ利用可能な舗装材には、石・レンガ・タイル・砂利・アスファルト・コンクリートなど、幅広い選択肢があります。
そのため、庭にタイルを敷けるかどうか疑問を持つ人もいるかもしれません。実はコンクリートやアスファルト舗装にあるような高度な技術を有する施工は不要で、庭に敷く作業はそれほど複雑ではありません。
そのためある程度のDIY経験があれば、自分で外構工事をすることも可能ですが、センス良くかつ美しく施工するには一定の難易度があります。また、どのような素材でも外構に適しているわけではなく、施工場所に応じた素材選定も重要です。外構工事や素材に関する知識がなければ、不適切な素材を施工してしまい、滑りやすく危険な状態になる恐れがあるため注意が必要です。
庭にタイルを採用するメリット
家の外観をタイルで仕上げた際に得られるメリットは何か、気になる方も多いでしょう。ここでは、外構のなかでも庭において採用するメリットを紹介します。外構工事を迷っている方は、それぞれチェックしておきましょう。
高級感あふれる仕上がりになる
庭の外構に取り入れると、見た目がより洗練されたものになります。例えば芝生のみの玄関アプローチに加えることで、より高級感あふれる印象に仕上がります。
またウッドデッキも外観を向上させる設備の一つですが、耐久性に優れた木材を選ばなければ、時間と共に劣化しやすく、新品のころのような上品な印象を保ち続けるのは困難です。
一方でタイルは、劣化するのが木材よりも遅く、長期間美しさを維持できます。庭に敷くことで、より上品で落ち着いた雰囲気になり、屋外での時間をより多く楽しめるようになるでしょう。
メンテナンスが簡単
タイルは耐久性に優れており、汚れにくい性質があります。そのため、定期的な手入れはほとんど不要で、汚れた際にはブラシで水洗いするだけで清潔に保てます。
またレンガは泥汚れが染み付きやすく、掃除を怠ると汚れが目立つようになります。レンガ独特の見た目も魅力の一つですが、メンテナンスを最小限に抑えたい場合は、タイルのほうがおすすめです。
雑草対策に効果が見込める
タイルを庭に敷くと、雑草対策になります。雑草は土から生えるため、庭にある土の部分を覆うことで、雑草の繁茂を抑えることが可能です。
またコンクリートでも雑草対策は可能ですが、ひび割れから雑草が生えることがあります。そのため雑草の心配をしないで美しい庭を維持するためには、タイルが最適です。
タイルを選ぶ際の注意点
これまでに解説したように多くのメリットがある一方で、いくつかデメリットも存在します。外構工事が終わってから後悔しないためにも、注意点を事前に理解しておくことが重要です。
ここでは、選ぶ際の注意点について紹介します。外構工事をする前にチェックしておきましょう。
滑りやすい素材がある
雨が降った日には、タイルの上を歩いたときに滑りやすくなります。種類によっては、水がかかると特に滑りやすくなるものもあるため、素材を選ぶ際には慎重に検討しましょう。
特に玄関の周りなどを装飾すると、光沢があり見た目は美しくなりますが、滑りやすくなるリスクも高まります。そのためデザイン性だけでなく安全性も考慮して、滑りにくい素材を選択することが大切です。
熱を吸収しやすい性質に注意
タイルは熱を吸収しやすい性質を持っています。そのため夏場には表面温度が大変高くなり、素足で歩けないほどになることもあります。色や材質によっては表面温度が50度を超えることもあるため、選ぶ際には注意が必要です。
また吸収された熱は長時間保持されるため、夏の夜でも暖かさが残ることがあります。人が歩くスペースに採用する際には、熱を吸収しにくい素材のものを選びましょう。
コストがかかる
使用するサイズや種類によりますが、高価なものでは一枚数千円することもあります。大量に使用する場合には、出費が大きくなることを覚悟しなければなりません。
玄関周りなど限定した場所に使用する場合は費用を抑えられますが、庭全体を装飾する場合は予算が大きくなる傾向にあります。
また質感や仕上がりにこだわると、高くなるため注意が必要です。
コンクリート舗装とタイルならどっちにすべき?
庭や駐車スペースの舗装にコンクリートを採用することで、優れた耐久性を確保できます。コンクリートは、その頑丈さから庭だけでなく、駐車場や壁など幅広い用途で活躍します。重いものを支えたり、激しい上からの衝撃に耐えたりできるからです。
またコンクリートは、メンテナンスが比較的容易な点も魅力の一つです。地面に落ちた葉や汚れがあっても、簡単な掃除で清潔を保つことが可能です。人工的に作られる素材であるため、自然素材にはないスタイリッシュな美しさを演出できるメリットもあります。
そのためモダンなデザインの住宅を目指す場合は、コンクリートを選ぶと良いでしょう。
まとめ
タイルを庭や玄関アプローチへ施工することで、メンテナンスの手間を減らせたり、雑草対策になったり、さまざまなメリットを得られます。外構工事を検討されている方は、外構工事専門業者の「花風通」へご依頼ください。家の外観や希望の雰囲気から、最適なデザインや素材を提案します。