造園業者が考える庭の目隠しのポイントと手法を紹介!
庭の目隠しにはさまざまな方法があります。庭づくりの際に何を用いるかによって、庭の雰囲気や感じ方が大きく変わってしまいます。
そこで、この記事では造園業者がプロとして考える目隠しの方法をご紹介します。自然な目隠しができる植栽や生垣だけでなく、しっかり目隠ししたいときに用いられる外構フェンスについても、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
造園工事の目隠し方法には何があるのかを知って、適切に活用することで、プライバシーを守りつつ、住みやすい庭をつくりましょう。
植栽を活用して自然な目隠しをする方法
造園工事で多く用いられるのが植栽工事です。植栽は、庭に自然な目隠しをしたい場合に効果的な方法です。イチイやソヨゴなどの常緑樹やシャクナゲ、アジサイなどの低木はプライバシーを守るだけでなく、庭に奥行きと緑の豊かさを演出してくれます。
目隠しに植栽を使用する主なメリットは、造園工事の費用を安く抑えられることと、庭に自然の癒しの要素を加えられることです。「目隠しはしたいけれどあからさまに目隠しをするのは気が引ける」「圧迫感のない目隠しが欲しい」というお宅には非常におすすめです。
ただし、自然の目隠しになる植栽は剪定をするなどメンテナンスが必要です。また、木が大きくなったり思うように枝が出なくてイメージ通りに成長しなかったりと、必要な目隠しが得られない場合もあります。
造園工事の中で植栽は欠かせませんが、メンテナンスが大変になってしまうとせっかくの庭も楽しめません。
目隠しの植栽を選ぶ際には、適切な樹種を選ぶこと。そして、剪定の時期や方法を確認しておくことが大切です。造園会社で施工であれば、剪定のコツもレクチャーしてもらえるかもしれません。剪定の自信がないという方は一度相談してみましょう。
外構フェンスを使用した目隠しの方法
よりしっかりとした目隠しをお探しの場合は、外構フェンスが適しているかもしれません。外構工事で用いられるフェンスの種類は豊富にあります。フェンスは、目隠しが必要な場所に適切に施工できるのでよりしっかりとプライバシーを確保できます。
フェンスの種類は木製、スチール製、鋳鉄製など、さまざまな選択肢があります。自然の雰囲気にしたいという場合は木製フェンスや人工木フェンスもおすすめです。
「背の高いフェンスは圧迫感が気になる。」「自然な庭にしたい」という場合には低いフェンスと植栽を組み合わせられるなど自由度が高いのも魅力的です。
外構フェンスには、費用、耐久性、メンテナンスなどが異なります。目隠しが必要な高さやお好みに合わせて選ぶと良いですよ。
目隠しの効果を高めるための工夫
造園工事の目隠しはいろいろな要素を考える必要はありますが、しっかり目隠しをしようとすると造園工事の費用が高くなってしまう傾向もあります。
庭の目隠しの効果を高める施工の工夫ポイントを紹介します。
トレリスやラティスなどのほかの要素を加える
植栽やフェンスはメインの目隠しとして有効な方法ですが、トレリスやラティスなどのほかの要素を加えることで目隠し効果を高められます。
トレリスの格子は奥行き感を演出してくれる効果もあります。和風の庭には部分的に竹垣を加えるのも庭の雰囲気を演出してくれます。
生垣を活用する
植栽の施工の中でも目隠し効果が高いのが「生垣」を活用する方法です。生垣は、複数本の中木を列植する方法で密に葉を茂らせる方法です。
道路境界などでしっかり目隠ししたいけれど、やはり自然な緑が良いという方には特におすすめな方法です。生垣に用いられる木は常緑樹なので葉が厚く色が濃いという特徴がありますが、「斑入りマサキ」など生垣でも明るい雰囲気の庭にしてくれる種類もあります。
生垣は定期的なメンテナンスが必要にはなりますが、費用を安く抑えられるというメリットもあります。
草花などガーデニングを楽しむ
造園工事は大きな植木だけではありません。足元を彩る草花を取り入れて「ガーデン」を楽しむのも自然な庭づくりには効果的です。目隠しと聞くと何かを設置して隠すことがメインにはなりますが、草花を添えて「視線を逸らす」方法もあります。
何もない庭は外に出てもなかな落ち着けませんが、草花が植えられた花壇を玄関前に施工するのもひとつの方法です。庭木といった植栽やフェンスと組み合わせて目隠し効果を高められます。
ガーデニングを楽しみたい方は、ぜひ造園工事をする際に草花を植える場所も作ってみて下さいね。
目隠しを設置する際の注意点や失敗しないポイントについて
「家の中から」「道路から」「お隣から」など目隠しが欲しい場所によっては注意する場合があります。
例えば、玄関前は毎日の生活で使う場所だけでなくお客様が通る場所でもあります。定期的なメンテナンスがしやすいように植栽工事をするときには、施工場所に注意します。
また、目隠しをしっかりすることは「防犯上は良くない」とされています。泥棒が敷地内に侵入した際に外から見えない家は狙われやすくなります。
高いフェンスを設置する場合には、足元はすき間を空けるなど注意が必要です。適度なすき間を空けることは風通しを良くするにも効果的です。
フェンスのすき間や高さにも注意して、プライバシーを守りつつ安全な庭づくりをしていきましょう。
まとめ
植栽は、庭に自然な目隠しが欲しい時に効果的な方法。木を植えることで庭に奥行きや緑のある豊かな雰囲気を演出してくれるでしょう。
しっかりとした目隠し工事には、外構フェンスを使用する方法があり、自然な庭にしたい場合には植栽とフェンスを組み合わせる方法もおすすめ。
庭の目隠し効果を高める施工の方法として、トレリスや竹垣など他の要素を加える方法があります。生垣を用いると自然に密の高い目隠し効果が期待できます。
ガーデニングを楽しむと草花などへ視線が逸れるので、ほかのアイテムと組み合わせることで目隠し効果を高められます。
庭の工事をする際には、玄関前など目隠しが欲しい場所や高さに注意して施工場所を決定しましょう。
生垣などで囲い込む、すき間のないフェンスや背の高いフェンスは防犯上良くないとされているので、家の中からなど必要な目隠しの場所と高さを確認し、施工場所を決定すると良いです。
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